正しく知ろう 子どものアトピー性皮膚炎

ページ数:176ページ / ISBN:9784255005454 / Cコード:0047 / 発売日:2010/09/08

正しく知ろう 子どものアトピー性皮膚炎

赤澤晃 定価: 1,296円(本体1,200円+税)

在庫: 在庫あり

「お母さん、ひとりで悩まないで!」

お子さんがアトピー性皮膚炎と診断されても、心配することはありません。
だれでもできる“正しい治療法”で、かゆみも湿疹もなく、すぐに眠れるようになります。
病気についての基本的な知識や、石けんの選び方、体の洗い方、薬のぬり方、家の中のアレルゲン対策のポイントなど、子どものアレルギー専門医が、イラスト入りでやさしく教えます。

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アトピー性皮膚炎の治療はとても難しいというイメージがありませんか。
ですが、「ガイドライン」という治療の“教科書”にそった適切な治療──治療の三本柱──をしっかり行えば、みんなかゆみも湿疹もなく、「つるつるスベスベ」の肌を取り戻します。

【治療の三本柱】
□ていねいな「スキンケア」
□薬を正しくぬる「薬物療法」
□原因・悪化因子をとりのぞく

この本の前半では、病気の基本的な知識や、具体的な治療法、よくある間違いなどについて、忙しいお父さん、お母さんでもすぐにわかるようにイラストと簡単な言葉で、やさしく説明しています。

本の後半では、アトピー性皮膚炎とはどんな病気か、そしてステロイド薬の誤解と正しい使い方、スキンケアQ&A、いい医師の見つけ方など、必要な知識をわかりやすい文章でしっかりと説明しています。また、パラパラめくるだけでも理解できるように、ページ余白にはポイントを掲載。

【この本で紹介しているポイントの例】
◎アトピー性皮膚炎について
・アトピー性皮膚炎は、かゆくて、長く続く湿疹
・発症のきっかけはドライスキン
◎スキンケア
・ふつうの石けんをよく泡立てて洗う。
・保湿剤は、おふろ上がり、体が乾く前にぬる。
◎薬物療法
・ステロイド薬の使い方の原則は、「最初にたっぷり使って、ゆっくり減らす」。
・薬の強さは5段階。症状やぬる場所で使い分ける。


「アトピー性皮膚炎は、病気をよく理解して、根気よく治療を続けることが大切です。
この本でいっしょに理解を深め、正しい対応を始めましょう」〔「はじめに」より〕

目次

第一部
◎アトピーの理解◎
 アトピー性皮膚炎はどんな病気?
 どんな人がなるの?
 どうやって始まる病気なの?
 アトピーは、食物アレルギーが原因?
 発症の原因にはどんなものがあるの?
 治る病気なの?
 注意が必要な症状は?
 なかなか良くならない……
 どこまで治療するの?
 治療法は?
 検査で原因がわかるの?

◎スキンケア◎
 スキンケアって何?
 どうやって洗うの?
 おふろ・シャワーは1日何回?
 外用薬のぬり方は?

◎薬物療法とステロイド◎
 治療には、どんな薬を使うの?
 ステロイドってどんな薬?
 副作用が心配……
 ステロイド外用薬はどうやって使うの?

◎環境改善&こんなとき◎
 家の中のアレルゲン対策は?
 日常生活で気をつけることは?
 夏に気をつけることは?
 冬に気をつけることは?
 かゆくてガマンできないときは?
 アトピービジネスのこんな言葉にご用心
 いいお医者さんの選び方は?


第二部
1章 アトピー性皮膚炎を理解しましょう
 どんな病気なの?
 アトピー性皮膚炎の診断
 どんな人がなるの?
 遺伝するの?
 増えているの?
 発症の大きな要因は「バリア機能障害」
 症状を引き起こす刺激物
 じっくり型のアレルギー
 赤ちゃんと食物アレルギー
 アトピー性皮膚炎と食物アレルギー
 アレルギーの検査

2章 アトピー性皮膚炎の治療
 アトピー性皮膚炎の治療
 スキンケアのしかたQ&A
 治療に使う薬
 ステロイドって何?
 なぜアトピー性皮膚炎に効くの?
 なぜステロイドは怖がられるの?
 ステロイドの副作用について、本当のこと
 守ってほしい使い方①
 守ってほしい使い方②
 ステロイド外用薬の正しいぬり方
 治療の期間の目安 
 原因・悪化因子さがしと対策
 眠れる夜をすごすために
 民間療法とアトピービジネス
 いい医師の見つけ方・つき合い方

おわりに
参考になる資料・ホームページ
アトピー性皮膚炎の主な症状
主要ステロイド外用薬一覧

著者紹介

  • 赤澤 晃(あかさわ・あきら)

    小児科医。医学博士。東京都立小児総合医療センター アレルギー科医長。

    常に診療の最前線に立ち、重いアレルギーなどで全国から集まる子どもたちと日々、向きあう。白衣を脱いで、自ら子どもたちを診察室に迎え入れ、時間をかけて笑顔で子どもたちの声に耳を傾ける丁寧な診療は、信頼も厚い。臨床の現場から研究をリード、病院を出て地域に入り、「健康教育」に力を入れる。

    東京慈恵会医科大学卒。国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)勤務、平成5~7年米国食品医薬品局(FDA)派遣研究者、国立小児病院小児医療センターアレルギー研究室長、同アレルギー科医長、国立成育医療センター教育・研修部長、総合診療部小児期診療科医長を経て、現職に至る。

    日本アレルギー学会認定指導医、日本小児科学会認定専門医、厚生労働省「気管支喘息全国全年齢層疫学調査研究班」主任研究者。「ラテックスアレルギー研究会」代表。

    著書に『アトピーブック ステロイドちゃんと知れば怖くない』(フジメディカル出版)など。