老年の価値

  • 老年の価値
    老年の価値
判型:四六判変型上製 / ページ数:448ページ / ISBN:9784255004372 / Cコード:0097 / 発売日:2008/06/19

老年の価値

ヘルマン・ヘッセ 著 / 岡田朝雄 訳 / マルティーン・ヘッセ 写真 / フォルカー・ミヒェルス 定価: 3,080円(本体2,800円+税)

在庫: 品切・重版未定

人はいかによく「老いる」か

ベストセラー『人は成熟するにつれてますます若くなる』(1995年、草思社)に
詩、エッセイ、直筆原稿等を大幅に増補した完全版!

ドイツの文豪ヘッセが壮年から
老年にいたるまでの40年間に綴った
詩・エッセイ・手紙の数々。
南アルプスの自然の中に暮らし、
創作活動の合間の畑仕事や
庭の手入れから感じとったものは?

日本人が最も愛したヨーロッパの作家
ヘルマン・ヘッセが描いた
人生の後半期がもつ魅力。

写真家の息子がとらえた表情豊かなヘッセの素顔ほか、自宅、アトリエ、庭など、貴重な写真165点を収録。初公開写真、多数!

世界60カ国語に翻訳され、1億2千万部以上発売されている文豪ヘッセの、「老い」についての集大成。

目次

目次

春の散歩
耳を澄ます
夏の終わり
老いる
断章一
晩 夏
昔の時代について
湯治客
忠 告
断章二
五十歳の男
新たな恋
断章三
老いること
ニーナとの再会
老いてゆく中で
断章四
マックス・ヴァスマーの六十歳の誕生日に
断章五
忍 耐
断章六
冬の休暇
こんなに多くの道を
断章七
晩夏の花々
死 滅
断章八
[この種の最後の旅]
休みなく
断章九
枯 葉
[運動と休止の調和]
花咲く枝
三月の太陽
老齢について
秋の雨
断章十
考 察
灰色の冬の日
子 供
断章十一
段 階
断章十二
春のことば
断章十三
疲れた夕べ
無 常
断章十四
老人とその両手
小さな煙突掃除屋さん
つのりゆく老い
断章十五
[復 元]
早すぎた秋
[経済躍進と土地投機熱の狂騒]
断章十六
ときどき
[因習のかなたからのよびかけ]
回 顧
八月の終わり
断章十七
秋の体験
ほがらかさ
晩秋行路
断章十八
[一定の習慣と反復への傾向]
意志のまなざし
断章十九
孤独への道
[高齢への昇格]
五十年代のアルバムの頁から
日本の森の渓谷で風化してゆく古い仏像
中国の寓話
上を指す指
断章二十
中国の伝説
初 雪
断章二十一
あらゆる死
兄弟である死
断章二十二
さらば 世界夫人
むかし 千年前
小さな歌

編者のあとがき
作品解説
訳者のあとがき

著者紹介

  • 著者  ヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse
    1877年—1962年。ドイツ、ヴュルテムベルク州生まれ。ドイツ文学を代表する詩人、作家。一九四六年ノーベル文学賞受賞。第一次世界大戦前からスイスに住み、戦後スイス市民権を取得、晩年までスイス南部の山村、モンタニョーラに暮らした。享年八十五歳。代表作に『ペーター・カーメンツィント』『車輪の下』『デーミアン』『シッダールタ』『荒野の狼』『ガラス玉遊戯』などがある。

    訳者  岡田朝雄 (おかだ・あさお)
    1935年東京生まれ。ドイツ文学者、東洋大学名誉教授。日本昆虫協会副会長。著書に『ドイツ文学案内』『楽しい昆虫採集』(共著)、訳書にヘッセ『蝶』『人は成熟するにつれて若くなる』『庭仕事の愉しみ』『シッダールタ』、F・シュナック『蝶の生活』などがある。

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