まともがゆれる: 常識をやめるスウィングの実験
まともがゆれる:
常識をやめるスウィングの実験
木ノ戸昌幸 著
定価: 1,716円(本体1,560円+税)
在庫: 在庫あり
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「できない」ままで生きてもいい!
自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。
親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。
何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。
毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。
「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。
障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。
誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。
書評
目次
犬になる
朝からはじめる「ギリギリアウトを狙う」こと
町に異物を放つ、清掃活動「ゴミコロリ」
境界線上の「京都人力交通案内」
表現の枠を広げる「オレたちひょうげん族」
脱出!いつも何かをしなければいけない感じ
ケツの穴の小ささについて または個人のスマホを職場で充電してはいけないのか
無縁社会を生き延びる術
不健康に生きる権利
親の年金をつかってキャバクラ
まともになりたい男
目に見えないモノだらけ
ヘラヘラ笑う小学生の正体
「やのに感」の考察
I AM SHOUGAISHA
「障害者」を差別する「障害者」
稼げる就労VS稼げない就労
生きづらさからの出発