西南シルクロード紀行

  • 西南シルクロード紀行
判型:A5判 / ページ数:224ページ / ISBN:9784255004907 / Cコード:0095 / 発売日:2009/10/21

西南シルクロード紀行

宍戸茂 定価: 1,980円(本体1,800円+税)

在庫: 在庫あり

中国最後の秘境、雲南の古道に挑む。知られざる東西交易の路、二千年前につくられた石畳を探して。

昆明市の雲南省博物館で、「石寨山遺跡」から出土した青銅器を見たときの感動が、「西南シルクロード」を歩いてみようと思い立った原点だと言える。牛を背後から襲う虎、仔牛をかばう親牛、大豚と二匹の虎の死闘、中国の青銅器文化には類を見ない、躍動感あふれるそのデザイン感覚はどこから生まれたのだろう? この「素朴な疑問」を発火点として、「西南シルクロード紀行」の古道探しの旅が始まったのである。

●通常想起される「シルクロード」とは全く異なる東西交易路、「西南シルク
  ロード」を走破した老旅行家が世に放つ斬新な旅行記。
●中国西南地方の独特な古代文化、現地で懸命に生きる人々を生き生きと
  描写。
●著者自作の地図も完備、現地に行ったことのない人でも状況が読めるよう
  配慮。
●総写真点数250点以上、全ページ4色フルカラー。


[内容]

◎石寨山遺跡・李家山遺跡の調査と出土した青銅器
◎「五尺道」「懸棺」の歴史に迫る
◎「博南道」を西へ走り、ミャンマー国境の小さな街へ
◎知られざる日本軍玉砕の地
◎西南シルクロードの起点、四川省の都江堰と三星堆

目次

石寨山へ向かう
石寨山の青銅器文化
李家山頂の桃
西南シルクロードとはなに?
心優しい「五尺道」の雲助
五尺道の歴史を探る
ローカル鉄道とバスの旅
「懸棺」はるかな旅
「没有銭」お金はありませんよ
楚雄の古い墓
「五尺道」と「霊関道」はどこで合流するのか
霽虹橋をめざして
橋ものがたり
雲南玉砕戦跡をゆく
大地震に襲われた都江堰
西南シルクロードの起点・三星堆へ
岷江を下る

著者紹介

  • 宍戸茂(ししど しげる)
    1939年生まれ。東北大学卒業後、出版社に勤務。1980年代より中国に興味を持ち、度々中国に渡る。1990年代よりシルクロードを自転車で走破するプロジェクトに参加。定年後、北京大学・雲南民族大学に留学。この時、西南シルクロードに興味を抱き、同ルートの調査を開始。

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