哲学の舞台

  • 哲学の舞台
判型:四六判変型並製 / ページ数:296ページ / ISBN:9784255003900 / Cコード:C0010 / 発売日:2007/05/22

哲学の舞台
増補改訂版

ミシェル・フーコー 著 / 渡辺守章 定価: 2,640円(本体2,400円+税)

在庫: 在庫あり

世界で唯一のフーコーとの共著

1978年のオリジナル版に新規論文三篇を付し、巻末に世界のフーコー研究をリードする石田英敬(東京大学大学院情報学環教授)と渡辺守章による長篇対談「今、フーコーを読むとは」を収録。フーコー没後22年、日本が世界に誇る知的資産の増補改訂版。

目次

第1部 哲学の舞台……ミシェル・フーコー+渡辺守章
狂気と社会……ミシェル・フーコー
性的なるものをめぐって——『知への意思』を読む……渡辺守章
<性>と権力……ミシェル・フーコー
政治の分析学——西洋世界における哲学者と権力……ミシェル・フーコー
第2部 快活な知……渡辺守章
襞にそって襞を——フーコーの肖像のために……渡辺守章
見ること、身体——フーコーの『マネ論』をめぐって……渡辺守章
今、フーコーを読むとは——解題に代えて……石田英敬+渡辺守章

著者紹介

  • ミシェル・フーコー Michel Foucault
    1926年フランス、ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻。1970年から84年の死に至るまで、コレージュ・ド・フランス教授として「思考諸体系の歴史」を講ずる。著書に『臨床医学の誕生』(邦訳みすず書房)『狂気の歴史』『言葉と物』(邦訳新潮社)『知の考古学』『言語表現の秩序』(邦訳河出書房新社)『監獄の誕生』『性の歴史』(邦訳新潮社)などがある。歿後、序文やインタビューを網羅する『言ったことと書かれたこと』全四巻(邦題「ミシェル・フーコー思考集成」全十巻、後に「フーコー・コレクション」全六巻に再編集)がまとめられた他、『マネの絵画』が刊行され、「コレージュ・ド・フランス講義録」(邦題「ミシェル・フーコー講義集成」)が刊行中(いずれも邦訳筑摩書房)。

    渡辺守章 Moriaki Watanabe
    1933年東京生まれ。東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。専攻フランス文学・表象文化論。演出家。著書に『ポール・クローデル』『虚構の身体』(中央公論社)、『演劇とは何か』(講談社)、『パリ感覚』(岩波書店)など。訳書にラシーヌ『フェードルアンドロマック』(岩波文庫)、フーコー『性の歴史I——知への意志』(新潮社)、クローデル『繻子の靴』(岩波文庫、毎日出版文化賞他を受賞)、ロラン・バルト『ラシーヌ論』(みすず書房、読売文学賞受賞)など。演出作品にラシーヌ『悲劇フェードル』、クローデル『真昼に分かつ』、ジュネ『女中たち』など。演劇企画「空中庭園」主宰。

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