ヒト、空間を構想する

  • ヒト、空間を構想する
判型:四六版 / ページ数:186ページ / ISBN:9784255850740 / Cコード: / 発売日:1985/11/25

ヒト、空間を構想する
都市 住居論講義

原広司 著 / 黒井千次 定価: 1,320円(本体1,200円+税)

建築家だけが、空間を構想しているのではなく、あらゆる人があらゆる瞬間に、空間を構想しているという原広司と、『群棲』で、斬新な空間表現と演劇的構成によって人間の心理の交響楽的なからみあいを定着させた黒井千次が語る空間論。<私は空間を構想している>と<私は生きている>とは同義であり、人は自ら空間を構想しない限り、何ひとつ身動きできない。この点が理解できてはじめて、都市や住居が身近なものになるのである。

黒井 何か空間というと、動かないものがあって、カチッと何かが建っていて、その目標みたいなものを頼りにしてわれわれは移動していく、というふうに思っていたんですけれども、現代の人間の移動の仕方というのは、ちょっとそれとは違うんじゃないか、と思います。
原 (……)いまは再構想しないと空間性を感じない。(……)いろいろな空間を自分で発見して作り上げていくということが面白い。生きていること自体、空間を構築していることなのです。

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