おしゃべりから始める 私たちのジェンダー入門
おしゃべりから始める
私たちのジェンダー入門
暮らしとメディアのモヤモヤ「言語化」通信
清田隆之 著
定価: 1,925円(本体1,750円+税)
在庫: 在庫あり
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あのとき悩んだあのことは、全部ジェンダーの問題だったのかも・・?!
◎各メディアでご紹介いただきました◎
この本、お豆腐みたいな本なんです。身近なんだけど複雑な味がする。[…]
読むと健康にもいいというか、心がヘルシーになるような本だと思いました。
―― 永井玲衣さん・哲学者(ラジオ「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」)
「男とはそういうもの」で済まされてきたような物事からも目を逸らさず、
自身の感情にしっかりと耳を傾ける。それはすなわち、「男性」に関する固定観念を疑い、それを解体していく行為でもある。
―― セメントTHINGさん(『週刊読書人』)
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非モテ男性たちのぼやき、仮性包茎に『うっせぇわ』、『おかあさんといっしょ』や母親からの過干渉、ぼる塾、阿佐ヶ谷姉妹のお笑い、ZARDに朝ドラの男性たち、パワハラ、新興宗教、ルッキズム……
ジェンダーを「自分事」として考えるために。
共同通信配信の好評エッセイ「清田隆之の恋バナ生活時評」を大幅加筆。より正直に、言葉の密度高く書籍化。
日々を暮らす中で感じたモヤモヤを、誰かと話しながら言語化していく営みこそ、ジェンダーという巨大にしてつかみどころがなく、それでいて根源的で影響力も計り知れない問題に向き合うためのきっかけになるのではないか。私というミクロの世界と、社会というマクロの世界は、どこかで確実につながっている。――「まえがき」
目次
第1章
〈男〉について考え続けた2年間のこと
恋バナは楽しい。でも、どんどんしづらいものになっていった/痴漢被害に憤る女、痴漢冤罪に怯える男/男たちは自分のことをわからないままでいいのか…
第2章
コロナと育児と生活の限界
子どもの成長はあっという間。でも、大人の1年だってそれなりに長い/自分を許してくれない〝リトル清田〞の厳しさ/子どもが風邪をひくと一瞬で詰む日々…
第3章
#stayhomeと令和のエンタメ
朝ドラの弱くて優しい男たち/阿佐ケ谷姉妹に感じた〝男性的〞ではない笑いの感覚/「ガッキーロス」に独禁法まで持ち出す〝ノリ〞の気持ち悪さ…
第4章
心を開いて、清田くん!
恋愛のモヤモヤに潜む政治意識のズレ/「暴力とコミュニケーションが紙一重」の領域で傷つく男性たち/「お茶する」ことの醍醐味、ガールズトークの文化に学んだこと…