渡り鳥たちが語る科学夜話
渡り鳥たちが語る科学夜話
不在の月とブラックホール、魔物の心臓から最初の詩までの物語
全卓樹 著
定価: 1,760円(本体1,600円+税)
在庫: 在庫あり
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島本理生さん推薦!
「科学が照らすものは、この世界に降りそそぐ美しい奇跡なのだ。」
――真夜中の科学講座、第2幕のはじまりです。
・月のおもて側にだけある海
・土星の環から霧雨が降る
・この世界はシミュレーションなのか?
・青年科学者の命を奪ったデーモンコア(魔物の心臓)
・逆張り・冷笑派は強者の勝利を後押しする?
・砂漠に広がる「妖精の環」のひみつ
・ヒマラヤを渡るツルが巻き起こした小さな奇跡
『銀河の片隅で科学夜話』で寺田寅彦賞受賞!
理論物理学者とっておきの20話。
「もしこの書が、読者諸氏の異時空の旅のよきお供となるならば、それは筆者欣快の至りである」
――著者
書評
目次
天体
第一夜 アステカの陰陽神
第二夜 フォンターナと金星の月
第三夜 土星の環から霧雨が降る
第四夜 ブラックホールの旅
第五夜 革命家のマルチバース
極致
第六夜 シミュレーション仮説と無限連鎖世界
第七夜 デーモンコアと科学の原罪
第八夜 天然原子炉とクロダ博士の秘密
第九夜 ローラン展開の世界史
第十夜 同一者の識別と噴出
街
第十一夜 帝国興亡方程式
第十二夜 オマル・ハイヤームの墓
第十三夜 多数決と冷笑家
第十四夜 インターネット世論の社会物理学
第十五夜 位階と不整と文化系統
生命
第十六夜 石に刻まれた銀杏
第十七夜 赤い砂漠の妖精の輪
第十八夜 バックランド司祭と聖蹟
第十九夜 メンデルと剽窃とフィッシャー統計学
第二十夜 インドの鶴の神秘