介護、その喜怒哀楽
介護、その喜怒哀楽
─母と共に闘った1909日の記録─
吉野啓子 著
定価: 1,980円(本体1,800円+税)
在庫: 在庫あり
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ある朝突然、母が倒れた…。大学で教鞭をとる筆者が直面した半身麻痺の母の介護という現実。
記憶に残る素敵な母とは違なる姿に戸惑いながら、育ててくれたことへの感謝、
何もできないことへの苛立ち、そして少しでも回復が見られた時の喜びを感じる日々。
分かりにくい介護制度、患者ファーストとは正反対の病院の対応など、
介護を取り巻く現実と闘いながら、最期の日まで母親と過ごした筆者の「喜怒哀楽」を記録した渾身の一冊。
目次
はじめに
第1章 若かりし頃の母
母は生粋のお嬢様
母に教えられたこと、母から学んだこと
母の好きだったもの
父と母、妹やその家族との交流
第2章 母の闘病日記
第1部 緊急搬送されたW病院にて
ある日突然始まった、母の闘病生活
第2部 Tリハビリテーション病院にて
日常生活を送るための本格的なリハビリがスタート
第3部 リハビリ行院から介護老人保険施設Tへ
ぞんざいな扱いにイライラが募る日々
第4部 介護老人保険施設Iでの穏やかな日々
自宅に近い施設で機能回復を目指す
第5部 介護老人保険施設Iを拠点に入退院を繰り返す日々
おわりに