図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣

  • 図解 鎌田實医師が実践している<br> 認知症にならない29の習慣
    図解 鎌田實医師が実践している<br> 認知症にならない29の習慣
判型:A5判 / ページ数:124ページ / ISBN:9784255011776 / Cコード: / 発売日:2020/05/20

図解 鎌田實医師が実践している
認知症にならない29の習慣

鎌田實 定価: 1,408円(本体1,280円+税)

在庫: 在庫あり

新型コロナから身を守り、 脳の元気も守る!
鎌田實が実践している「免疫力を上げる 7つの習慣」付き

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「脳」も「体」も「心」も日々のちょっとした心がけで簡単に衰えを防ぐことができます。72歳の現役医師・鎌田實が毎日の習慣にしている、医学的に正しい認知症予防方法を豊富なビジュアルとともに紹介。「速遅(はやおそ)歩き」「青魚、えごま油、高野豆腐を食べる」「新聞から4つの単語を選ぶ」など、食事、運動、暮らしをキーワードに、無理なく日常生活で実践できる、脳の健康を保つ習慣をわかりやすく解説。

目次

第1章 認知症は生活習慣で防げる
 (認知症「予備軍」を見逃さないで!;軽度認知障害のかんたんチェック ほか)

第2章 賢く食べて、おいしく健康!脳を元気に、若々しく保つ食べ方
(野菜は具だくさんみそ汁とジュースでとる/週2回以上は、青魚を食べる/刺身や缶詰がオススメ ほか)

第3章 日常の「動き」を運動に!鎌田式ウォーキングと筋トレで、脳をイキイキ
(認知症を防ぐためのスキマ時間ウォーキング/歩幅を10cm広げる「速歩き」と「遅歩き」を交互に行う ほか)

第4章 意識と習慣を変えれば、毎日が「脳トレ」になる
(いつもと違う散歩やおしゃれ、旅をして、脱・マンネリ/軽い運動、料理、片付けで、最高の脳トレにする! ほか)

著者紹介

  • 鎌田實(かまた みのる)
    1948年東京生まれ。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。
    1988年に諏訪中央病院院長、2005年より名誉院長に就任。
    患者の心のケアまで含めた地域一体型の医療に携わり、 長野県を健康長寿県に導いた。
    日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表。
    06年、読売国際協力賞、11年、日本放送協会放送文化賞を受賞。
    ベストセラーに『がんばらない』『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)など著書多数。

はじめに

僕が信州に赴任したのは46年前。当時の長野県は脳卒中が多く、不健康な地域でした。脳卒中は病院で命を助けても、まひや認知症などの後遺症が残ります。地域に戻った患者さんの家では、介護地獄が待っていました。

地域で健康に暮らし続けるには、脳卒中にならないように予防すること、しかも、住民一人ひとりが自発的に実践できるようにすることが、重要な課題となりました。自分の健康を自分で守るためにどうしたらいいのか。食事や運動などの生活習慣について知ってもらい、生活パターンを変えてもらいました。その結果、長野県は平均寿命日本一の長寿県になりました。

そうやって培ってきた健康づくりのノウハウは、認知症予防にも共通するものが多くあります。この本では、そのノウハウと科学的データをまじえながら、僕が日ごろ実践している認知症予防の習慣について紹介していきます。


僕がこの本で強調したいのは、次の5つです。

1、「もの忘れが多くなってきた」は、生活習慣を見直すサイン
 かつて認知症は「早期発見、早期絶望」といわれました。早く見つけても、「認知症」というレッテルを貼られ、絶望するだけという意味です。しかし、今は違います。認知症になる前の軽度認知障害(MCI)の段階で対処すれば、半数は健常な認知機能に回復することができるのです。「もの忘れが多くなってきた」は絶望のサインではなく、生活習慣を見直すサインと前向きにとらえましょう。

2、体が若々しいと、脳も若々しい
 老化をすすめるものとして「慢性炎症」と「フレイル」(虚弱)が注目されています。この2つの予防は、老化にともなって増える高血圧や糖尿病、動脈硬化、脳卒中、がん、うつ病などを防ぎ、要介護状態にならないようにするのと同時に、認知症の予防にもつながります。
 慢性炎症とフレイルの予防によって、体を若々しくすれば、脳の若々しさも保つことになるのです。

3、毎日の運動で、認知機能を高める
 運動が認知症予防に効果的というデータは世界中のさまざまな論文で発表されています。特に、ウォーキングのような有酸素運動と、スクワットのような筋肉を刺激する運動の組み合わせは、認知機能の向上に効果があるとされています。
 鎌田式スクワットとかかと落とし、そして、速歩きとゆっくり歩きを組み合わせた「速遅歩き」は運動習慣がない人でもかんたんに実践できる運動です。ぜひ、今日から始めてください。

4、野菜をたっぷりとって、魚を食べよう
 老化をすすめる慢性炎症を抑えるには、野菜をたっぷりとることが大事です。野菜の色素には抗酸化力があり、慢性炎症を抑えてくれます。また、魚にはDHAやEPAといった脳の血流を高めるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。筋肉の材料となるタンパク質も豊富で、フレイルを防ぎます。

5、人生を楽しむことが脳を活性化する
 認知症の予防は大切ですが、認知症の予防のために生きているわけではありません。健康にいいからといって、つらいことをイヤイヤ続けるのは苦行です。
 脳は、好きなことや楽しいことをすると、前向きになり活性化します。特に、人と楽しみを分かち合ったり、社会とかかわって自分の能力を発揮するという喜びは、人生の原動力になります。楽しむことは、認知症予防には大切なポイントです。

『平成30年版 高齢社会白書』で、介護が必要になった主な原因が発表されました。第1位は認知症(18・7%)です。できれば人生最後まで元気に過ごしたいというのは、だれもが願うことでしょう。

僕は今年72歳になります。時々人や物の名前を思い出そうとしてもなかなか出てこなかったり、会話に「あれ、あれ」が増えました。認知症は、他人事ではありません。いつまでも自分らしい生活を続けたいと思い、習慣を変える努力を始めました。

こうしたリアルな〝危機感〟をプラスに転じ、ぜひ、僕と一緒に「認知症にならない生き方」を実践してみませんか。それは、人生100年時代を最後までいきいきと生きる生き方にもつながるはずです。

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