仏教は日本にふさわしい宗教か

  • 仏教は日本にふさわしい宗教か
判型:四六判上製 / ページ数:176ページ / ISBN:9784255011394 / Cコード:0095 / 発売日:2019/10/03

仏教は日本にふさわしい宗教か

外村 直彦 定価: 1,430円(本体1,300円+税)

在庫: 在庫あり

佛教開祖のブッダの教えや般若心経・法華経・華厳経・無量寿経など大乗経典の内容を知り、日本佛教の歴史をたどれば、佛教とはどんな宗教であるのかが分かる。多くの人がいうように佛教は日本文化の基礎をつくり、国民の血となり肉となったといえるのかどうか、日本の文化と風土にかなった宗教といえるのかどうか、いくつかの材料をもとに考えを進める。

目次

第1章 仏教への疑問
 般若心経とは何か
 ゴータマ・ブッタの思想
 南伝と北伝
 仏教の諸経典をみる(法華経、華厳経、維摩経、大無量寿経)
 インド旅行の印象
第2章 日本仏教の歴史
 なぜ日本は仏教を導入したのか
 鎌倉新仏教の位置づけ(法然、親鸞、道元、日蓮)
 即身成仏
第3章 日本文化と仏教
 辻善之助の考え
 津田左右吉の考え
 二人の説を比べる
 日本文化の独自性
 年中行事
第4章 造形様式のちがい
 二つの様式
 具体例をまとめる
 諸文化の造形様式
 日本史をみる
 仏教の様式をみる
 未決の問題を解いてみる
 似て非なる論
 普遍的な様式理論を求めて
 二種類の美を正しく識別しよう
 二大造形様式の発見
第5章 風土のちがい
 モンスーン
 日本の印象
 白地と黒地
 日本の自然
第6章 日本文化再考
 ワビ・サビとは何ぞや
第7章 ブッダとの会話
 ブッダの言葉をまた想う
第8章 仏教寺院と税金
 不平等の極み
 なぜ非課税か
 宗教法人への課税の実態
 改革を進める
第9章 近代と仏教
 新しい近代の見方
 近代の本質
 近代の誤認
 海外派遣リーダーの悩み
 近代の得失
 最終の目的地

著者紹介

  • 外村 直彦(トノムラ ナオヒコ)
    1934年生まれ 東京大学文学部卒業
    岡山大学名誉教授 比較文明史専攻
    著書:『日本文明の原構造』朝日出版社1975年、『多元文明史観』勁草書房1991年
    『脱欧入近代』溪水社2003年、『八大文明』朝日出版社2008年、他多数

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