連想照応の可能性
連想照応の可能性
フランス語の用例から
出口 優木 著
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
在庫: 在庫あり
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繰り返しではない照応、違う名詞を使って前述の名詞を受けること。
テキスト上の文脈だけではなく、知識を利用して照応すること。
この本は連想照応と呼ばれる現象を、先行する研究とは全く異なった原理を導入して統一的に説明したものである。先行研究を踏まえつつも、時制、文体など新たな視点から連想照応の問題を扱い、非忠実照応の可能性から照応とは何かを問う研究書。
目次
第1章 先行研究と本稿の仮説
第2章 身体部位の連想照応(身体部位の連想照応;身体部位の連想照応と描写性)
第3章 連想照応と時間の役割(連想照応と時間の役割;分離可能性を満たす一般的な連想照応に関して;半過去時制の持つ描写性と内的焦点化)
第4章 連想照応の周辺領域(連想照応の周辺領域;連想照応の境界線)