触楽入門
触楽入門
はじめて世界に触れるときのように
仲谷正史 / 筧康明 / 三原聡一郎 / 南澤孝太
定価: 1,738円(本体1,580円+税)
在庫: 在庫あり
電子版を購入する
オンライン書店で購入する
私が感じている「触感」を記録・再生して、だれかに伝える。触感の科学からモノ、心、身体、アートまで、忘れられている「触感の世界」を。
つねにネットに接続し、皮膚感覚を失っていく私たち。
さわってないのに、わかったつもりになっていませんか?
・触覚の錯覚は50種類超!
・さわり心地が思考をつくる?
・握手をするとき、握っている? 握られている?
私が感じている「触感」を記録・再生して、だれかに伝える。そんな装置を開発した著者が、触感の科学からモノ、心、身体、アートまで、忘れられている「触感の世界」をご案内します。
私が感じる「この感覚」のふしぎに、目をひらく――触感テクノロジーの最前線!
★14ページにわたる「触感年表」(監修:山本貴光)を収録!
★本書の内容の一部
・もしも触覚がなくなったらどうなる?
・人に信頼してもらうには、手があたたかい方がいい?
・ノイズがあったほうが感覚がするどくなる?
・目の見えない人が描いた触感の絵?
・触覚は「五感の交差点」?
・心が「ざらざら」するとき、実際に触感としてざらざらを感じている?
・テディベアに触れると死への恐怖がやわらぐ?
・他人の身体に起きた触覚を自分のものとして感じられる?
・周辺視野を指でたどると、身体感覚が拡張する?
・おでこが網膜の代わりになる?
目次
■はじめに ――触楽への招待状
■1 触れるってどういうこと?
■2 私たちは外の世界をどのように知る?――科学からみた触覚
■3 なにかを感じるとき、いったいなにが起きている?――共通感覚としての触感
■4 触感は世界と「わたし」をつなげている
■5 実在感をつくり出す―テクタイル・ツールキットの発明
■終章 触感の未来
■付録 触感年表