英国16・17世紀戯曲
英国16・17世紀戯曲
― 女性達、召使達
実践女子大学名誉教授 日浅和枝 著
定価: 1,980円(本体1,800円+税)
在庫: 在庫あり
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エリザベス朝(1558―1603)からジャコビアン(1603―1625)の時代に戯曲の主人公は王侯貴族から紳士淑女へ、さらに市民へ、男性から女性へ移行したといえる。
本書も、この時代の傾向を強く感じる―女、処女、娼婦、などをタイトルに持つ作品について取り上げ、その主人公たちの興味深い人生に関心を向けて、論じている。
また、市民たちよりも身分の低い召使たちの生き方についても、作品を深く洞察し彼らの人間観、社会観、宇宙観に共鳴し、反発しつつ作品論としてまとめている。
目次
第1章 フィバーシャムのアーデン
第2章 ソリマンとパーセダ
第3章 マルタのユダヤ人
第4章 マルコンテント
第5章 アントニオの復讐
第6章 親指で殺された女
第7章 無神論者の悲劇
第8章 ブッシー・ダンボアの復讐
第9章 処女の悲劇
第10章 チープサイドの貞淑な娘
第11章 貞節な娼婦
第12章 哀れ彼女は娼婦