マイグランパ 新渡戸稲造 -ただ一人の生き証人の孫が語る-
マイグランパ 新渡戸稲造 -ただ一人の生き証人の孫が語る-
加藤武子 著 / 寺田正義 著
定価: 1,320円(本体1,200円+税)
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五千円紙幣の肖像画で知られる新渡戸稲造は、農学・法学の二つの博士号を持ち、旧制一高校長、京都帝大教授、東京帝大教授、東京女子大初代学長を務める一方で、教育の機会に恵まれない人を対象にした夜学校を私財を投じて経営し、乞われて、世界平和を希求して創設された国際連盟初代事務次長になり、まさに自ら描いた「太平洋の橋たらん」という大志を実現、日本で初のグローバルリーダーとなった。 この巨大な人物と身近に接した孫の語る普段着の稲造とその家族についての証言。カラー口絵(12頁)で、一般には初公開となる貴重な写真も多数掲載。
目次
1 対談―武子、新渡戸家を語る(武子の誕生;関東大震災そしてジュネーヴへ;学校時代;家庭人稲造;晩年の稲造;稲造亡き後の家族)
2 新渡戸稲造の信仰・思想と行動(恵まれた血筋;内なる光を求めて―クエーカー派の信仰へ;良きサマリヤ人のごとくに―生きて働く信仰;公務に就く;太平洋の橋から世界の橋へ;自立する女性たち;読書論;特別記事「祖父の日記」加藤武子)