サイコパスを探せ!
サイコパスを探せ!
「狂気」をめぐる冒険
ジョン・ロンソン 著 / 古川奈々子 訳
定価: 1,760円(本体1,600円+税)
在庫: 在庫あり
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企業や政界のトップには、「人格異常者(サイコパス)」がたくさんいる!?
――――サイコパスとは
非常に独善的で、「他人への同情」や「良心の呵責」、「罪の意識」を持たない人々。一般人とは脳波パターンが異なり、残酷な場面でも汗ひとつかかない。その一方で彼らは口がうまく、人当たりがよく、しばしば外見がよくて人を惹きつける。
――――人口の1%、社会の上層部ではその3~4倍!
サイコパスは一般人口の1%を占めるが、企業や政界のトップに限ると、その割合は3~4倍になる。犯罪者にならなかったサイコパスは、表面的な社交性と同情心の欠如によって強者となり、この世を支配すると言われる。
――――ある日、世界中の学者に届いた奇妙な本(※実話)
犯人探しに駆り出されたのが、映画「ヤギと男と男と壁と」の原作者でジャーナリストのジョン・ロンソン。彼は調査の過程で〈狂気〉が社会に与える影響を目の当たりにして――
――――サイコパスに突撃取材!
〈狂気〉が社会の実権を握っている?――そんな疑問にとり憑かれたジョン・ロンソンは「サイコパス・チェックリスト」の使い方をマスターし、ハイチ「死の部隊」の創設者〈トト〉・コンスタンや、冷酷にリストラを敢行することで有名なCEOアル・ダンラップに会いにいく。はたして彼らはサイコパスなのか?
イギリス流のユーモア、思わず吹き出してしまうやりとりが満載。
抱腹絶倒の、そして考えさせられるノンフィクション。
◎本書に登場する〈奇妙なひとたち〉(※実在の人物です)
――――精神病院に12年も閉じ込められている〈トニー〉、実は典型的なサイコパス!?
――――ハイチ「死の部隊」の創設者〈トト〉・コンスタン
――――「9.11はウソだった」と主張する元英国諜報部の英雄
――――大失態を犯した天才犯罪プロファイラー、ポール・ブリトン などなど!
目次
1 パズルの欠けたピースが見つかった
2 狂気を見せかけた男
3 サイコパスはモノクロの夢を見る
4 サイコパス・テスト
5 トト
6 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
7 正しい種類の狂気
8 デイヴィッド・シェイラーの狂気
9 ちょっとばかり望みが高すぎるんじゃないか
10 防ぎえたレベッカ・ライリーの死
11 グッド・ラック