ジェイン・オースティンと「お嬢さまヒロイン」
ジェイン・オースティンと「お嬢さまヒロイン」
植松みどり 著
定価: 3,080円(本体2,800円+税)
在庫: 品切・重版未定
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ジェイン・オースティンの作品を彩る「お嬢さまヒロイン」たち。19世紀初頭、英国の階級社会を果敢に生きる彼女たちに託されたものとは? 世界中で普遍的な人気を誇る6作の長編小説を軸に、作品に潜むテーマ=「象の牙」を読み解く画期的論考。「お嬢さまヒロイン」の恋愛模様や家庭の事情、時代背景、社会とのかかわりなどを分析しながら、オースティンが彼女たちに託したメッセージを探る。
目次
第1章 『ノーサンガー・アベイ』―キャサリン・モーランド、「お嬢さまヒロイン」の誕生
第2章 『分別と多感』―メアリアンとエリナーに見る幸せの秘密
第3章 『自負と偏見』―読み違えられたエリザベスの魅力
第4章 『マンスフィールド・パーク』―ファニー、賢く逞しく「お嬢さまヒロイン」に
第5章 『エマ』―完璧なヒロイン、エマ?
第6章 『説得』―階段を下りる「お嬢さまヒロイン」、アン・エリオット