外国語教育Ⅳ
外国語教育Ⅳ
小学校から中学校へ
吉島茂 著 / 長谷川 弘基 著
定価: 2,934円(本体2,667円+税)
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公立小学校の低学年に外国語教育が導入されてから既にかなりの時が経つ。
当初の関心は専ら児童の精神発達段階への対応に向けられていたが、次いで初等・中等教育の外国語教育間のギャップが問題になった。本書もこの問題に多くの紙面を割いている。その克服には、一貫性のある教授法やカリキュラムの、特に教員養成の再構築が必要なのだが、実はそれは、外国語教育観の根本的転換を全ての関係者に迫るものだったのである。この新しい課題への取り組みも、国・地域の差はあるものの、一部では始まっている。
本書を英語教育の小学校導入あるいは実施する際の参考とされたい。
目次
第1部 基本問題・課題(外国語教育の社会・政治的側面―関係諸科学への依存
基礎教育にとって不可欠な小学校での外国語学習
異文化教育の一部としての外国語教育―他者の眼差しで己を見ることを学ぶ)
第2部 現状分析と提言(外国語教育の一貫性を考える―問題の概観と提言
フィンランドの教育改革―一貫性にむけて
州立ベルリン・ヨーロッパ学校の外国語教育の一貫性 ほか)
第3部 教育の現場から(小学校英語活動の実践的研究:藤沢市の場合
小学校英語活動の実践的研究:藤沢市の場合 報告(1)英語で劇づくりに挑戦しよう:小学校2年
小学校英語活動の実践的研究:藤沢市の場合 報告(2)英語で劇づくりに挑戦しよう:小学校5年 ほか)