ロレンス研究 白孔雀
ロレンス研究 白孔雀
D・H・ロレンス研究会 編
定価: 3,080円(本体2,800円+税)
在庫: 在庫あり
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ロレンス文学の原典『白孔雀』! 国内外の文献を網羅・紹介!
ヴィクトリア朝の残滓漂うイギリス社会/文化を、新しい女、リスペクタビリティ、藤村、存在の不安などの観点から読み解く。国内外の諸文献を網羅・紹介。ロレンス研究の原点。
目次
1 批評の小景―原点と展開(「原点」としての『白孔雀』論=再考;『白孔雀』批評の広がり)
2 背景としての文化と社会―女性、労働者、農民(マドンナとマグダレンの間で―「新しい女」の背景にある母性の言説;『白孔雀』の中に描かれたピアノ―労働者階級のリスペクタビリティ;借地農サクストン家の人びとの行方)
3 遠景の諸相―意識、神話、自然(「時代の病」の表象―D.H.ロレンス、T.E.ロレンス、マックス・ヴェーバー;森の神殺しの物語―『白孔雀』と『ギルガメシュ叙事詩』;ネザミアの自然と内なる自然)