とんでもなく役に立つ数学

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    とんでもなく役に立つ数学
判型:四六判並製 / ページ数:272ページ / ISBN:9784255005751 / Cコード:0095 / 発売日:2011/03/15

とんでもなく役に立つ数学

西成活裕 定価: 1,540円(本体1,400円+税)

在庫: 品切・重版未定

教科書からリアルな世界へ。わかりやすくて、誰でも使える!

数学的思考のエッセンスは、ジャンルを超えて誰にでも楽しめる、そして日々の生活で「使える」ものです。
ですが、現状では、まだ数学の力が存分に発揮されているとは言えません。人生に「数学なんかいらないよ」、と思い込んでいる方も多いでしょう。
せっかくの数学の知恵を、閉じた世界にしまっておくのはもったいないことです。

本書は、「数学で世界をより良くしたい」と本気で考え、実際に取り組んでいる西成活裕先生が、高校生とともに、数学を使って世の中の問題を解決していこうと、アイディアを展開していく4日間の授業を収録したものです。

スローモーションで未来予測する、人間の複雑な行動をシミュレーションする、身の回りのイライラ渋滞、人間関係のトラブル、300万人メッカ巡礼の事故に立ち向かう―、そんな“教科書からリアルな世界へ飛び出した、数学の世界”をご案内します。 
厳密さと、いい加減さの両方を兼ね備えた「血の通った数学」。
それは、あなたが問題を抱えて立ち止まってしまったとき、きっと乗り越え方を教えてくれるでしょ
う。

楽しくイメージをつかめる、大事なことだけ頭に残る解説。
公式が大事、無機質で機械的……そんな数学のイメージがガラリと変わります。
本書を読み終えたころには、自分で数学を使いたくなっているはずです。

目次

1章 いつも胸ポケットに、難問を(公式は忘れても、考え方は忘れない;現象の背景にある「理論」が知りたい ほか)
2章 数式から呼吸が聞こえる(抽象力と単純化;数学者がだまされにくい理由 ほか)
3章 ループをまわして、リアルな世界へ(教科書からリアルな世界へ;4つの溝を飛び越えて ほか)
4章 社会の大問題に立ち向かう(問題解決のために必要なこと;「人生の選択」で迷ったら―妥協点が見つかる関数のグラフ ほか)

著者紹介

  • 西成 活裕(にしなり かつひろ)
    1967年生まれ。東京大学先端科学技術研究センター教授。
    1995年、東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了後、ドイツのケルン大学理論物理学研
    究所などを経て現在に至る。専門は数理物理学、渋滞学。
    著書の『渋滞学』(新潮選書)で講談社科学出版賞、日経BP・BizTech図書賞を受賞。
    その他の著書に『無駄学』(新潮選書)、『「渋滞」の先頭は何をしているのか?』(宝島新書)、
    『シゴトの渋滞、解消します!』(朝日新聞出版)などがある。
    趣味はオペラ鑑賞。自身でもアリアを歌う。 西成総研ホームページ

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