キリスト『生』く

ページ数:232ページ / ISBN:9784255009087 / Cコード:0095 / 発売日:2016/02/12

キリスト『生』く
―現実での相―

名木田 薫 定価: 4,104円(本体3,800円+税)

在庫: 在庫あり

同じ著者による「個の主体性による『日本』創造」「キリスト『秘』―捕らえられ自由―」(いずれも朝日出版社)との「三部作」を成す最終編。

「キリスト我が内にありて生く。」(ガラテヤ2,20)
これはキリストが聖パウロの中で社会的な活動を行っていることを現している。
本書ではキリスト教的観点から対社会的な面を主として扱っているため、「内にありて」は除いて表題とした。「内にありて」は前作(キリスト『秘』)においてその内実を、本書では代わって現実的世界でのあり方について記した。
各々内外の二面の活動に呼応していると考えうる。

目次

■序論“キリスト「生」く”へ向けて
 (一)広い視野にて
 (二)視野を狭く
■第一部 宗教的次元
  第一章 エクレシア論
   第一節 神の受肉 
   第二節 受肉と人間 
   第三節 個と教団 
   第四節 教団、世と個 
   第五節 教団内の実態 
   背景的状況(a)教団と霊 
        (b)教団と待望 
        (c)教団の構成 
        (d)個、教団、世 
  第二章 「靖国神社」考
  第三章  慰安婦問題
■第二部 世俗的次元
  第一章 不義との対峙
   第一節 世と教団 
   第二節 世と心の法則 
   第三節 世の法則 
   背景的状況(a)罪との霊の抗い 
        (b)抗いの様相例 
        (c)愛と甘え 
        (d)愛と自立阻害 
        (e)愛と主体性確立
  第二章 異和の立場から
■あとがき

著者紹介

  • 名木田 薫(なぎた かおる)

    昭和14年 岡山県に生まれる
    昭和37年 京都大学経済学部卒業、その後三年間武田薬品工業(株)勤務
    昭和40年 京都大学文学部学士編入学 基督教学専攻
    昭和47年 京都大学大学院博士課程単位取得退学、和歌山工業高専講師
    昭和60年 岡山理科大学教授
    平成 5年 ドイツ・チュービンゲン大学神学部へ留学(一年間)
    平成 7年 倉敷芸術科学大学教授
    平成15年 同大学退職(3月末)

    〈著書〉
    『信仰と神秘主義』(西日本法規出版、1990)
    『救済としてのキリスト教理解』(大学教育出版、1995)
    『東洋的思想への問い』(大学教育出版、2001)
    『パウロと西洋救済史的思想』(大学教育出版、2004)
    『旧約聖書での啓示と受容』(大学教育出版、2006)
    『西洋キリスト『教』とパウロ的『信仰』』(大学教育出版、2008)
    『東西の表裏一と聖書的思考』(大学教育出版、2009)
    『東西両宗教の内実的同異』(大学教育出版、2009)
    『現代の知的状況とキリスト信仰』(大学教育出版、2010)
    『ヨハネによる啓示のイエス』(大学教育出版、2011)
    『個の主体性による『日本』創造』(朝日出版社、2012)
    『キリスト『秘』―捕らえられ自由―』(朝日出版社、2015)