オルフ・シュールヴェルクの研究と実践

  • オルフ・シュールヴェルクの研究と実践
判型:B5判並製 / ページ数:200ページ / ISBN:9784255008639 / Cコード:0095 / 発売日:2015/08/07

オルフ・シュールヴェルクの研究と実践
Theoretische Grundlage und Praxis des ORFF-SCHULWERKS in Japan

日本オルフ音楽教育研究会 定価: 2,750円(本体2,500円+税)

在庫: 在庫あり

創造的な表現を尊重する、20世紀を代表する音楽家
カール・オルフの音楽教育理論を実践を前提に解説。
幼児教育から教員養成、障がい児者・社会教育までの
指導事例を多数掲載。
ザルツブルクの「オルフ研究所」や世界各国で出版された
楽譜、代表作「カルミナ ブラーナ」のピアノスコアほか
貴重な画像をカラ―口絵で紹介。

目次

■第1部 理論編
1.カール・オルフの生涯と作品
 1-1. カール・オルフの生涯
 1-2. カール・オルフの作品と特徴
2.オルフ・シュールヴェルクについて
 2-1. オルフ・シュールヴェルクとはどのような概念か
 2-2. オルフ・シュールヴェルクの誕生
 2-3. 子どものための音楽
 2-4. 子どものための音楽の構成
3. オルフ・シュールヴェルクの楽器論
 3-1. オルフ楽器とは
 3-2. 身体楽器の重視
 3-3. ハンドザッツ(Handsatz)
 3-4. 音板楽器
 3-5. 他の打楽器と旋律楽器
 3-6. わが国の伝統楽器
 3-7. 日本のわらべうた音階とオスティナート
4.わが国への適用の歴史と課題
 4-1. オルフ『子どものための音楽』研究会による出版の前後
 4-2. オルフ音楽の様式理解の不足による問題
 4-3. 協力体制の不備を解消する課題
 4-4. 現代的様式や音素材への発展
5.日本オルフ音楽教育研究会のこれまでと今後の課題
 5-1. 本研究会の誕生
 5-2. 現在の研究会について
 5-3. 研究会の今後
6.オルフ研究所の史的変遷
 6-1. オルフ研究所の設立
 6-2. 研究所設立後と現代の位置づけ
 6-3. 表現様式等の変遷―質問紙のまとめ―
 6-4. 考察
 6-5. 全体考察

■第2部 実践事例編
7.幼児教育
 7-1. 幼稚園におけるオルフ音楽教育の展開
 7-2. オルフの音楽教育と遊びに見られる即興性
8.小学校音楽科学習指導要領「音楽づくり」とオルフ音楽教育
 8-1. 学習指導要領とオルフ音楽教育の共通性
 8-2. 「反復」や「問いと答え」を用いた活動
 8-3. 声による即興的な表現
 8-4. 第4学年と全校児童による事例―おはやしを創ろう―
 8-5. 第5学年の事例―とくまるスマイル 輝け永遠に―
9.社会教育
 9-1. 民間の教育施設及び福祉施設でのオルフ音楽教育の展開
 9-2. 音楽教室の事例(音楽と動きの教室 シュピールハウス)
 9-3. 学童保育の事例(港区麻布小学校委託事業 放課GOあざぶ教室)
 9-4. キャンプの事例(特定非営利活動法人日本エデュテイメントカレッジ)
10.舞踊教育
 10-1. オルフ・シュールヴェルクにおける舞踊教育・身体の動き
 10-2. オルフにおける身体の動きの実践内容
 10-3. オルフ・シュールヴェルクから身体表現教育へ
11.音楽療法・障がい児者教育
 11-1. オルフ研究所における音楽的社会的擁護教育と音楽療法
 11-2. オルフの指導理念と音楽療法の実践
 11-3. 知的障害特別支援学校中学部における創造的な音楽指導
12.保育者養成
 12-1. 保育者養成においてオルフ・アプローチはどのように生かせるか
 12-2.「ラインダンス」を作ろう
 12-3. ロンド形式で劇あそびを構成しよう
 12-4. わらべうたをテーマにした合奏を創作する
13.教員養成・教員研修
 13-1. 教員養成・教員研修とオルフ・シュールヴェルク
 13-2. ひとつの教材からの発展方法
 13-3. 図形による楽譜の工夫
 13-4. さまざまな音階・旋法を用いた統合的表現-「やまなし」の朗読と創作
 
■第3部 資料編
 14-1. 本文で取り上げた楽譜等
 14-2. 参考引用文献リスト
 14-3. 日本オルフ音楽教育研究会の歩み
 14-4. オルフ関係資料のリストアップ 
 14-5. Carl Orff "Carmina Burana" より スコアの冒頭部分
 14-6. Orff-Schulwerk "Musik für Kinder" より譜例

■あとがき

著者紹介

  • 監修・井口 太(いぐち とおる)
    (東京学芸大学名誉教授)

    東京学芸大学教育学部卒業(1971年)
    ザルツブルクのオルフ研究所の課程を修了(1971-1973年)
    教育学修士(東京学芸大学1975年)

    日本オルフ音楽教育研究会の創設から関わり、同会代表を
    15年間勤め、現在同会顧問。
    荒川区の公立小学校教諭を6年間務める。
    東京学芸大学幼児教育学科に27年間勤務、現在同名誉教授。
    鶴見大学教授を5年間務めた。

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