西洋絵画のひみつ

ページ数:128ページ / ISBN:9784255005133 / Cコード:0095 / 発売日:2010/02/27

西洋絵画のひみつ

藤原えりみ 著 / いとう瞳 イラスト 定価: 1,728円(本体1,600円+税)

在庫: 在庫あり

耳元で優しくささやいてくれた“ひみつ”は人間的で魅力的。こんなに面白い見方があったんだ。――束芋さん(現代美術家)推薦!

●あの名画も、この名画も、聖書の「さし絵」だった!?

今までにない切り口で、西洋美術にまつわる4千年をあざやかに解き明かす。
誰もがすっきり、絵をもっと楽しめる「絵画の見方」決定版!

難しそうなキリスト教絵画から、ヌードばかりのギリシャ神話画、一見ただ豪華な食卓を描いたかに見える静物画まで――描かれたのには理由があります。実は西洋絵画は、現代の私たちにも共感できるエピソードの宝庫なのです。

本書は、聖書やギリシャ神話にまつわる悲喜こもごものエピソードにはじまり、宗教上の考え方がどのように深く絵画とリンクしているか、歴史が絵画をどう変えたかなど、イラストと名画満載で、楽しく解き明かします。そして最後に、4つの「ひみつ」を通して全体をながめると、あるひとつの大きな絵画の「流れ」を体感できることでしょう。

聖書の時代から印象派まで、美術にまつわる4千年をこの一冊で。
西洋美術を根っこから理解するための、いちばんわかりやすくて深い絵画入門。

◎オールカラー。美しい世界の名作絵画を50点収録
◎いとう瞳によるイラスト多数で、絵本のように楽しい
◎これならわかる! イラストと名画で「読む」旧約・新約聖書ダイジェスト収録

■推薦のことば

「西洋美術史がいかに重要か」なんて声高に語られても、その延長線上に立つことのできない私は反発心を強固なものにするばかりでした。
 知らなくても美術の世界でやっていけることを証明すべく、両手で耳をしっかりふさいでやってきましたが、耳元で「西洋絵画のひみつ」を優しくささやかれた私は、うっかり耳から手を離してしまいました。
 ここに書かれている“ひみつ”は私がずっと疑問に思っていた『宗教のひみつ』や『戦争のひみつ』をも内包し、高尚な神の存在も、高尚なものと捉えられがちな美術とやらも、あるべき場所へやさしく引きずり下ろしてくれます。
 西洋コンプレックスを持っていた私のような人、読んでください。
 耳をふさぐためだけにあった両手がフリーになり、“ひみつ”にまつわる面白いことをたくさんキャッチできる人間に生まれ変わった気がします。
──束芋さん(現代美術家)

■内容紹介

はじめに (絵画にも格付けがあった!)

ひみつその1 キリスト教美術は、聖書の「さし絵」だった!

・持っているもので、だれだかわかる!
・神の姿は描いてはいけない?
・旧約聖書より イスラエルの民の歴史ダイジェスト
・新約聖書より イエスの生涯ダイジェスト……などなど。

ひみつその2 「日常」が描かれるまで、長い時間が必要だった!

・聖堂から絵画や彫刻が消えたのはなぜ?
・プロテスタントとカトリックの絵画合戦!
・聖書の背景から生まれた風俗画、風景画、静物画
・オランダの栄光と、ヴァニタス(はかなさ)……などなど。

ひみつその3 なぜ、ヌードなの? 

・古代ギリシャ人にとって「はだか」とは?
・ヌードは、男性のほうが先だった!
・ヌードの口実あれこれ[ヴィーナス、水浴図、神話上の恋愛など]
・良いはだかと悪いはだかがある?……などなど。

ひみつその4 むかしといまでちがう 絵画の「つくる」「売る」「飾る」

・ひとりで絵を描いてたわけじゃない
・キャンバス画が美術品市場を広げた
・「驚異の部屋」と美術館の誕生

特設ページ

著者紹介

  • 藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
    美術ジャーナリスト。1956年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(美学専攻)。美術雑誌「みづゑ」編集スタッフを経て、フリーランスで単行本・雑誌の編集、翻訳などにたずさわる。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。雑誌『ブルータス』(マガジンハウス)、『美術手帖』(美術出版社)等で執筆。
    共著に『西洋美術館』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書にシンシア・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)、マーティン・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)など。共訳書に『マイ・グランパパ、ピカソ』(小学館)がある。
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