足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想

  • 足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想
判型:四六判変型 / ページ数:240ページ / ISBN:9784255004716 / Cコード:0010 / 発売日:2009/04/01

足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想

入不二基義 定価: 1,980円(本体1,800円+税)

在庫: 品切・重版未定

「こういう本を、ずっと書きたいと思ってきた。」
かつての哲学少年が切りひらく
見知らぬ世界に、
息をのみ、立ち尽くす。
—目もくらむような、24の言葉の結晶。

「お父さん、足の裏の所の地面には、影はあるのかなぁ。」
息子が投げかけた「謎」の先には、見知らぬ世界が待っていた。

「地平線は越えられるか?」「『無関係』とはどういう関係か?」「二つのものさしはどちらが『本物』か?」「数の順序は変えられるか?」「未来はやって来るか?」……
目の前に立ち上がる「問い」を、かつての哲学少年が夢中になって追跡する、24のストーリー。

まるで短編小説を読むように、寓話の世界に迷い込むようにして、誰もが子どもの頃に感じた「考えることの楽しみとめまい」を再発見し、体感することができる稀有な哲学エッセイ集。

野矢茂樹、永井均と並んで日本を代表する哲学者、入不二基義(いりふじ・もとよし)が「こういう本を、ずっと書きたいと思ってきた」とまで言った、どこまでも深く明確な一冊。
厳密な思考によって、誰も知らない哲学の高みが、いま明かされる。

◆付論「『ほんとうの本物』の問題としてのプロレス」を収録

ブックファースト京都店『足の裏に影はあるか?ないか?』入不二基義先生ブックフェア!
特設ページ

目次

地平線と国境線
「私たち」に外はない
足の裏に影はあるか?ないか?
無関係という関係
「さとり」と「おおぼけ」は紙一重
ゲームの階梯
あらかじめ失われた…
さまざまな「迷信」
「ものさし」の恍惚と不安
数と時の思考〔ほか〕

著者紹介

  • 入不二基義(いりふじ・もとよし)
    1958年11月11日生まれ。東京大学文学部哲学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。山口大学助教授を経て、現在、青山学院大学教授。自我論・相対主義論・時間論等を主なフィールドとして、哲学をしている。著書に、『相対主義の極北』(春秋社/ちくま学芸文庫)、『哲学の誤読——入試現代文で哲学する!』(ちくま新書)、『時間と絶対と相対と——運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房)、『ウィトゲンシュタイン——「私」は消去できるか』(日本放送出版協会)、『時間は実在するか』(講談社現代新書)などがある。 入不二基義(いりふじ・もとよし)のWiki

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