ほぼ日ブックス第2弾 1
海馬
脳は疲れない
ISBN4-255-00154-5 C0095
池谷裕二/糸井重里
本体価格1700円+税
あかるくなれる脳の話。
失敗や失恋が頭をよくする。
わかりやすくてすぐ役立ちそうなフレーズで言いかえていくタイミングの絶妙さがなんといっても本書の最大のポイントだろう。
香山リカ氏 朝日新聞より
創造力や知の刺激などの問題に踏み込みながら、「脳が気持ちよくなるのが、頭がいい状態」という地点に、対話はごく自然に行き着く。頭は三十すぎてからよくなるという理論は、「老いて良く生きたい」読者層にも歓迎されそうだ。
鴻巣友季子氏 読売新聞より
「自分はある時は利口なんだけど、別のある時にはバカになっていると思う」
「いろんな問題をスカッと解決できたら、さぞかし気持ちがいいだろうなぁ」
「マラソンで体力をつけるように頭をよくするエクササイズはないものか」
そんなことを感じたことのある人は、多いと思います。
「できたら利口でいたいけど、利口すぎるのは不幸かもしれない」
「バカでもしあわせだし、バカだからしあわせ」
「頭がいい人は勉強や仕事で忙しいだけだからうらやましくない。モテない」
一方で、こんなことを思った人も、いることでしょう。
「俺以外は、バカばっかりだ!」
「ああ、わたしはバカだ。もう、あきらめるしかない」
こんなことだって、案外みんなが思っているものです。
しかし、頭がいいとか悪いとかということは、お勉強ができるとか、難しいことをよく知っているということとは違います。「こまやかな気配り」「いざという時の適切な対応」「おもしろい遊びの発見」「的確な状況判断」……というようなことを自然にできる人がいると、周囲の人たちは「あの人は頭がいい」と言います。
いろんな場面で表現される「人の思い」は、頭のはたらきの結果です。それは、すべて脳から生まれています。しかも、ほとんどすべての人間の脳の力は、2%しか使われていないのです。
頭をよくすることは、よく生きることにつながっているはずだ。
<よりよく生きたい>という望みが、<より頭をよくしたい>という思いを生む。
そういう観点で、この本はつくられました。
脳の研究者の池谷裕二さんと、コピーライターの糸井重里さんお対話の中から、「よりよく生きる」ことと「より頭をよくする」ことのつながりを見つけていこうと思います。