文学における宗教と民族をめぐる問い
文学における宗教と民族をめぐる問い
中里まき子 著 / エリック・ブノワ 著 / 照井翠 著 / 佐藤竜一 著 / 秋田淳子 著 / 梁仁實 著
定価: 1,222円(本体1,111円+税)
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[内容紹介]
宗教・民族の多様性が深刻な対立を生み出す契機となり、紛争と虐殺が絶えない状況に対し、文学はどのように応えることができるだろう―。この問いを念頭に、古今東西の作家(遠藤周作、シャトーブリアン、ベルナノス、フランソワ・チェン、トニ・モリソン、宮沢賢治等)の作品を読み、文学の実践的な側面を掘り下げていく。
目次
まえがき
文学における多様な宗教・民族の対立と融和
隠れキリシタン殉教の地、大籠
殉教者たちの物語の継承 コンピエーニュ・カルメル会16修道女をめぐって
宮沢賢治「ビヂテリアン大祭」改訂稿におけるエスペラント表記について
Toni Morrison のJazz(1992)についての一考察 再生への軌跡
韓国女性映画人の戦争と<戦後>
世界大戦期のレオン・ブロワとジョルジュ・ベルナノスにおける
救済する女性像とジャンヌ・ダルク
編者・執筆者紹介