まちづくり×インバウンド 成功する「7つの力」

  • まちづくり×インバウンド 成功する「7つの力」
判型:B6判 / ページ数:201ページ / ISBN:9784255009544 / Cコード:0095 / 発売日:2016/10/12

地方創生を可能にする
まちづくり×インバウンド 成功する「7つの力」

中村好明 定価: 1,650円(本体1,500円+税)

在庫: 在庫あり

地元に眠っている“お宝”の観光資源を探せ!
先進的な事例が示す
成功をリードする「力」とは?

■この本で紹介している
先進的インバウンド事例
・岐阜県飛騨高山 キーワードは「普通であること」
・兵庫県城崎温泉 「花仕事」と「米仕事」を実践
・京都府かやぶきの里 共同体が支える景観
・佐賀県白石町 磨けば光る、眠れるポテンシャル
・東京都品川区 「英語少し通じます商店街」プロジェクト
・三重県松阪地区 サミットの遺産を創造する

■インバウンドを成功させる7つの力
1.考える力――インバウンドと公共哲学
2.示す力――地域の「未来予想図」を明確に示す
3.巻き込む力――「従う力」を持ったお節介
4.醸す力――利害を超えて地域を統合する
5.貫く力――ぶれることなく愚直に戦略を実践し続ける
6.売る力――価値ある「思い」を抱き、他者に与える
7.育てる力――次世代の若いリーダーにバトンを渡す

インバウンドは人口減少対策のための特効薬ではありません。しかし、観光立国革命への挑戦は、この国の社会の在り方、これまでのモノづくり中心の、規格大量生産社会、右肩上がりを前提にした国づくりの方向を転換させるだけの、そして国民の鎖国意識を変え、この国の真の“心の開国”を実現していく上での、そして縦社会の垂直的な社会構造を変えていく上での、大きなインパクトを持っていると思っています。薬ではなく、むしろサプリメント(栄養補給食品)のように、じわじわと、この国の人々のマインドの体質改善に寄与していくことと期待しているのです。(「はじめに」より)

目次

はじめに
序章 インバウンド・バブルは弾けたのか
・“爆買い”の反動
・「勝ち残るインバウンド」と「負けるインバウンド」
・インバウンド・バブル崩壊の真実
・本格的成長は、むしろこれから
 Column 1 ガイドという職業の奥深さ

第1章 亡国のインバウンド ――ニッポンの現実
・国内市場をおろそかにしては成り立たない
・「儲けられるうちに儲けよう」という発想
・補助金依存のインバウンドのリスク
・バブル時の外客売上はどこへ
・FIT(個人旅行)の流れに乗り遅れるな
・「来てください! 来てください!」だけのワンウェイ・インバウンドのリスク
 Column 2 民泊解禁、その課題と波及効果

第2章 インバウンドの進化が、地方を元気にする!
・インバウンドの時代区分
【インバウンド1・0時代】2003年4月~2014年9月
【インバウンド2・0時代】2014年10月1日~2020年7月21日
【インバウンド3・0時代】2020年7月~
【インバウンド4・0時代】2030年までに!
・地方創生はインバウンド振興から
【戦術①】観光資源の発見、地域のアイデンティティー獲得
【戦術②】「地域運営組織CMO」と「日本版DMO」の一体的運用
【戦術③】一世帯当たり、プラス年間100万円の現金収入
【戦術④】英語の通じる地域づくり ~英語保育・イングリッシュタウン
【戦術⑤】縦社会からフラットな人間関係へ
Column 3 サミットのレガシーとMICEの可能性

第3章 最新事例から学ぶ、先進的な取り組み
・“受信者”責任型社会と「おもてなし
・年間200日の出張で見聞した、インバウンドの最新事例
【事例1】岐阜県飛騨高山 ~キーワードは「普通であること」
【事例2】兵庫県城崎温泉 ~「花仕事」と「米仕事」を実践
【事例3】京都府かやぶきの里 ~共同体が支える景観
【事例4】佐賀県白石町 ~磨けば光る、眠れるポテンシャル
【事例5】東京都品川区 ~OJTで学ぶ「英語少し通じます商店街」プロジェクト
【事例6】三重県松阪地区 ~サミットの遺産を創造する
Column 4 街道ツーリズムの可能性

第4章 インバウンドを成功させるための「7つの力」
【条件1】考える力 ――インバウンドと公共哲学
【条件2】示す力 ――地域の「未来予想図」を明確に示す
【条件3】巻き込む力 ――「従う力」を持ったお節介
【条件4】醸す力 ――利害を超えて地域を統合する
【条件5】貫く力 ――ぶれることなく愚直に戦略を実践し続ける
【条件6】売る力 ――価値ある「思い」を抱き、他者に与える
【条件7】育てる力 ――次世代の若いリーダーにバトンを渡す
Column 5 白船来航! その課題と可能性

終章 2020年に向けた「7つの目標」
【目標1】日本の重要観光資源をすべて見て回る
【目標2】公武合体の実現
【目標3】会員制インバウンド塾の全国展開
【目標4】2020年までに1718の全市町村と連携し、地域の6次産業化に寄与する
【目標5】日本に集客し、おもてなしするための体系的なメディア群をつくる
【目標6】世界の観光大国の最前線を網羅的に見て回る
【目標7】観光立国政策研究大学院大学の創設
おわりに

著者紹介

  • 中村好明(なかむら よしあき)
    株式会社ジャパンインバウンドソリューションズ代表取締役社長
    1963年、佐賀県生まれ。上智大学出身。2000年、(株)ドン・キホーテ入社。広報・IR・マーケティング・新規事業の責任者を経て、08年7月、社長室ゼネラルマネージャー兼インバウンドプロジェクトの責任者に就任。13年7月、(株)ジャパンインバウンドソリューションズを設立、その代表に就任。ドン・キホーテグループに加え、国・自治体・民間企業のインバウンド分野におけるコンサル業務、教育研修事業、プロモーション連携事業に従事。
    日本インバウンド教育協会理事。ハリウッド大学院大学・神戸山手大学客員教授。日本ホスピタリティ推進協会グローバル戦略委員長。全国免税店協会副会長。観光政策研究会会長。著書に『ドン・キホーテ流 観光立国への挑戦』(メディア総合研究所)、『インバウンド戦略』(時事通信社)、『接客現場の英会話 もうかるイングリッシュ』(朝日出版社)、『観光立国革命』(カナリアコミュニケーションズ)がある。

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