キリスト『生』く
キリスト『生』く
―現実での相―
名木田 薫 著
定価: 4,180円(本体3,800円+税)
在庫: 在庫あり
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同じ著者による「個の主体性による『日本』創造」「キリスト『秘』―捕らえられ自由―」(いずれも朝日出版社)との「三部作」を成す最終編。
「キリスト我が内にありて生く。」(ガラテヤ2,20)
これはキリストが聖パウロの中で社会的な活動を行っていることを現している。
本書ではキリスト教的観点から対社会的な面を主として扱っているため、「内にありて」は除いて表題とした。「内にありて」は前作(キリスト『秘』)においてその内実を、本書では代わって現実的世界でのあり方について記した。
各々内外の二面の活動に呼応していると考えうる。
目次
■序論“キリスト「生」く”へ向けて
(一)広い視野にて
(二)視野を狭く
■第一部 宗教的次元
第一章 エクレシア論
第一節 神の受肉
第二節 受肉と人間
第三節 個と教団
第四節 教団、世と個
第五節 教団内の実態
背景的状況(a)教団と霊
(b)教団と待望
(c)教団の構成
(d)個、教団、世
第二章 「靖国神社」考
第三章 慰安婦問題
■第二部 世俗的次元
第一章 不義との対峙
第一節 世と教団
第二節 世と心の法則
第三節 世の法則
背景的状況(a)罪との霊の抗い
(b)抗いの様相例
(c)愛と甘え
(d)愛と自立阻害
(e)愛と主体性確立
第二章 異和の立場から
■あとがき